人はおいしそうをいかに見分けているのか
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さて、週末のぼくはというとバケットを食べに行ってきたわけです。バケットってパンね。パン。いつの間にか世の中はパンのことをバケットって呼ぶようになっていて、バケットってWeblioさんに聞いてみてもパンではなくてバケツが出てくるんでまあなんだか違和感しかないんだけど、うまいならなんでもよいっつーわけで行ってきました。
そんでもって連れとうまいねーうまいねーって言って食べたわけです。そのお店はランチ1000円くらい出せば、ハンバーグとかメインで出てきてパンが焼きたてで食べられるっつー画期的なシステムというかただぼくたちが嬉しいシステムなんですが
焼きたてのパンをバイキング形式でとってくるわけです。そんでもって店員さんが焼きたてのパンができあがったときにチリンチリンってなっていてもうわれわれはパブロフの犬状態でチリンチリンってなったらよだれをたらしてとりに行くわけです。
ちなみにですけど、ここまでの詳細な話はぼくがあーおいしかったなあって思い出したいために話していてあんまり本題と関係ないです。
ちなみにこの店
そんなわけで本題というか本疑問、ダイエット中にもかかわらずがっつり食べていたわれわれなんですが、そこで横の席には3人くらいの子を連れた夫婦がいました。
子どもは育ち盛りでそりゃ大変というかもうそれはわーぎゃーゆうてまして、あっちに行ったりこっちに行ったりしていて親は大変そうでした。
でもなんか全体的にマイペースな雰囲気の家族で大変そうなんだけど、両親ともあんまり怒った感じじゃなくていやあ、ストレスたまるだろうにすごいなあこの感じって思って眺めてました。
そんなときに親父さんが2歳くらい?の息子を抱っこして、パンのバイキングの方に行きました。そこで息子に向かってどれがいい?って聞いていて、でも息子はなにも答えず指をなめてるだけでした。
なんだろう、全部おいしそうにないのか、それとも満腹なのかなあなんて思って見てたんですが、親父さんがてきとーにとったやつを席に戻るとパクパク食ってるわけです。
そんでもってその横で1.2歳上のお兄ちゃんっぽい子はお母さんと一緒に取りに行って、あれがいいとか主張してるわけです。
で、ここなんですよね、今回の本題って。
人間っておいしそうとかってどうやって見分けてるのかなって。
例えば視覚だけできらきらしていたら興味をひかれるってめっちゃ分かりやすいし小さい頃からあるものな気がするんですよね。なんというか原始的な感覚というか。 あと味覚もそんな気がします。これを食べて、良い!悪い!って説明しにくいけど自分の感覚として分かる。
一方ですね、おいしそうって実はめちゃくちゃ難しいものなんじゃないのかなって思ってます。
これってつまり
おいしそう = 視覚 + 味覚
みたいな経験体験の積み重ねで人間に蓄えられていく感覚なのかなって思います。
どれがおいしいかを実際に食べる経験を通して視覚のこれが味覚のこういう体験に繋がるって脳が記憶して、経験則で感覚を尖らせていくんじゃないかなと。
たとえば、湯気が出ていれば(視覚)、ホカホカでおいしい(味覚)
のようにです。
だからこそお兄ちゃんはどれがおいしそうかがある程度は分かるのでうまく悩んで選択できるんですけど、弟はうまく悩めなくて選択できず指をしゃぶってるくらいしかできなくて、でもお腹空いてるからお父さんがとってきたパンをパクパク食べてるんじゃないのかなあって思ったわけです。
しっかし、兄と弟の年の差なんてあんまりなかったので、そこらへんの成長速度みたいなものっていちぢるしい可能性があるんだなって感じでした。
しかし、この弟の気持ちみたいなものは大人になった自分も分からなくはないって感じがします。 だって少なくともぼくは女の人の服に対するかわいい云々が全然判別できてないからです。