天職なんて探すものなんかじゃない
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今回紹介する本はココロオドル仕事を見つける方法です。
作者の仲暁子さんは、1984年生まれ。京都大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。退職後、Facebook Japanに初期メンバーとして参画。2010年9月、現ウォンテッドリーを設立し、Facebookを活用したソーシャルリクルーティングサービス『Wantedly』を開発。2012年2月にサービスを公式リリース。
GSにFacebook、その後ソーシャルリクルーティングサービスのWantedlyを設立。。。ゴクリ
すげえ。経歴すげえ。こんな人の仕事の見つけ方なんて参考にならねえよって感じにもなるんですが、まあひとまず聞いてください。
彼女はこの経歴についてこのように本の中で書いています。
本当のところは(留学して一年間は遊んでしまい、最後の最後で死ぬ気で勉強して英語を身につけたから)英語ができて、(学生で起業したけれどすべて失敗。京大初のミスコンをやろうと駆け回ったけれどうまくいかず三日間寝込んだりしながら)京都大学を卒業し、(マンガ家になるという夢をあきらめきれず、仕事にもあまり熱中できないまま)ゴールドマンサックス証券を退社、(北海道にこもってマンガ家を目指して挫折して)Facebookジャパンに入社し、(思いついたサービスからたくさんの方向転換をくり返しながら)起業をして(試行錯誤をしながら)ウォンテッドリーをやっているというのが実情です。
もう見て分かる通りめちゃくちゃです。最高に面白いくらいめちゃくちゃな人生ですよね。まあやっている本人は相当しんどかったと思いますけど。
さてそんな彼女なりの仕事の見つけ方について書いた本でした。
一言で言えば
『自然淘汰的に自分の「ココロオドル」ことにチャレンジしていく』
このやり方です。自分はプロトタイプ的に探していくことなのだと解釈しました。
まず主張している点の一つに、目的と手段を間違えがちということです。
たとえばプロ野球選手やサッカー選手、大工さんやケーキ屋さんになりたいということは全て手段
それはなんの目的を果たすための手段なのか...ずばり「ココロオドル人生を送る」という目的のための手段です。
で、どんな状態が心躍っているのかはその人によって全然違うためそのために仕事を見つけます。もしあープロ野球選手になれなかったとしてもそれは自分にとっては、ココロオドル状態になるためにはプロ野球選手よりももっともーっと適した他の手段があるということが発覚しただけなのです。
なんでみんな天職が見つけられないのかについてなんですが、それはずばり選択肢が多いことです。現代の日本の社会の中では、選択肢が多すぎます。選択肢が多いのは豊かな人生を送れるということではないということ。
選択肢が多いのは悩みを増やしてしまう原因の一つ
よく考えてみると、自分の未来について悩んでいるとき、すべての悩みのおおもとは「選択肢を捨てきれないこと」にある。
そんで、その選択肢を捨てる方法ってのは、結局は「やってみる」ということなんです。
たとえばプロ野球選手になりたいという人がいて、まだ野球もやったことがない人はそのなりたいという願望を捨てることができません。
野球を実際にやってみて、全力でやってみてダメなことが分かってはじめてそのプロ野球選手という「選択肢」を捨てることができるのです。
そう、つまり冒頭で述べた、
『自然淘汰的に自分の「ココロオドル」ことにチャレンジしていく』
ということが大事になってくるんじゃないのかなーってこと
もう悩んで、あーどうすべきなのかなとか考えてる暇があればもうやってしまえばいいということです。
Shut the fuck up and just do it.
本の中には迷ったときの判断基準やチームでのバリューを発揮する方法など参考になることがいっぱい
つーことで、就活で内定ブルーとかで思い悩んでしまっているあなたにも毎日通勤で悩んでしまっているあなたにもココロオドルことってなんだっけって考え直してくれる一冊です。
ぜひ一読してみてください
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