リクルートの矛盾
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リクルートと聞くとみなさんは何を想像しますか?
「じゃらん」「タウンワーク」「ゼクシィ」「リクナビ」などさまざまなサービスを展開している会社です。2012年に会社を分社化していますね。分社化してそれぞれの会社で事業ドメインを深堀してるって感じなのかなって思います。
ビジネスモデルの話で言うと、リクルートは中間に入ってマージンをもらうスタイルを主に展開しているわけです。BtoCを繋げる広場を。タウンワークで言えば、企業の求人としての場を、労働者の職を探す場として。
そんな中間に入るビジネスが得意なリクルートですが、今の時期で言えばやはり「リクナビ」ですよね。
町には、さまざまな学生が就職活動をするために出ています。...と言いたいところですが、大半はリクルートスーツに身を包み、男は短髪、女は後ろに一つにしばるヘアースタイルでほぼみんな一緒です。
もちろん一列に並んで、一斉にスタートするメリットもあるでしょう。いわば考えなくて済むということです。みんなと同じような格好をして、みんなと同じようにセミナーに参加します。そうすることで頭の省エネが可能です。人間の歴史というか科学技術の発達は省エネ化を目指してきたものですから、なんて合理的な画期的な考えなくて済むシステムなのでしょう。Magnificient!
そういう就職活動の象徴とも言える「リクナビ」というサービスを展開しているリクルート。
そんな事業を展開している会社が今このようなCMを展開しています。
【公式】「すべての人生が、すばらしい。」リクルートポイントCM (120秒) - YouTube
このCMはどう考えても前半ではなく、後半を奨励しています。
そう人にはそれぞれ道があるのよって言う話ですよね。
この点で、このエントリーの前半に出てきたリクナビが推進している「新卒一括採用」の横並びと矛盾しているように思えるのはわたしだけなんでしょうかねえ。
事業を広げていけばいくほど自社内で矛盾がおこるものだったりします。
さてこの矛盾、リクルートの方たちはどういった風に解釈しているのでしょうか。