ほんとにあったどうでもいいはなし
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天気もいいわけで、さあ出かけようと意気揚々と家をでて電車に乗ったわけです。
もうこのときまでのおいらは「休日にいいお天気でお出かけなんてとんだ幸せ春のパン祭り野郎だなあ」
なんて思っていたんですけど、出るまでの電車で事件は起きたわけです。
休日にも関わらず、電車は普通にすわれるくらいのスペースでした。ラッキーと思いながら座り、二駅、三駅と通りすぎていくわけです。
ああなんて素晴らしいゆったりとした時間だ。このゆったりとした幸せを噛み締めることこそが人間の幸せなんじゃないかと、なんかよく分からないモードに入っていたらですね。そこにですよ
ドドドドドドッと
園児たちが入ってきたわけです。ヌーの群れかと見紛うたわけですよ。なにごとやなんや戦か祭りかなんやなんや!っとおいら含めまわりの乗客たちもあわあわしたわけですね
園児たちのハイテンションでこの休日も丸つぶれになってしまったわけです。
まあでもこの園児たちも素知らぬ顔をしておけば私たちの平穏な休日もなにごともなく過ごせるわけなんでねもう無視、無視ですよね。
ですが、
物事はそんなに簡単に進まないものです。それは少年たちの何気ない一言から始まったのです。
「おい!この中でおばちゃん何人おるか数えようや!」
おいら「!!!!」
おそろしい企画を大声で車内に響き渡る声で言い始めました。
そこにいたのは、20代前半の女子大生っぽい子が1人、20代後半くらいの女性2人、30代のプライド高そうな女性が1人、60代のおばあちゃんが1人っていうような状況でした。
私はドキドキと興味を持ち始めました。この30代のプライドの高そうな女性(30プ女)がどちらにカウントされるのかにです。彼女がおばさんとカウントされたときどのような表情をするのかそう、怒ってこの子たちになにか言ってしまわないのかすごいどきどきしました。
おーっとここで少年たちはカウントをはじめました。。。
少年「1、2、・・・(普通に指差してる)...(ここで30プ女を見る)...」
俺「...(頼む不必要に彼女を怒らせないでくれ...」
少年「...3〜!」
俺「(うおー指したー!(゚Д`)よりにもよって三人目で指しよったでこいつ!早めにおばちゃん判定しよったー)」
どきどき。。。
車内の人たちは完全にそれを見てました。これは恥じらいどころの話ではない。
女性はバッと立ちあがり、どうするかと見ていると恥ずかしさに耐えきれずか違う車両に移っていきました。彼女の背中には哀愁の二文字が刻み込まれていました。
そのあと目の前に座って、一部始終おいらと一緒にすべてを見ていたおじさんと目が合い、一度だけうなずきあい、通じ合ったのもほっこりした休日のひとつでした。
今日の教訓:子どもはえげつない