どんぐりころころ

きたかゆのブログです。胃が弱いです。

答えはネットにない

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答えはネットにない。そう思ったのは、最近行ったインターンでの出来事でした。

ちまたでは、ググレカスという言葉がよく使われています。この言葉の裏には「これだけネットが発達した世の中、検索すれば答えが出るんだから自分で探せよ」という意味が含まれています。

誰でもGoogleの検索ボックスに文字を入れれば答えが出る。

でもそれって本当なんでしょうか?

ぼくが参加したインターンでは、事業をイチから考えました。 自分たちで事業を作り、その事業を投資家に売り込んで資金を得ようということでした。

そこで僕達はある製品を作ろうと決め、どれだけの資金が必要か概算してみました。 一番コアとなる支出は工場の設備投資の費用。調べてみると競合は工場に設備投資で何十億円と投資していました。調べたワードは「(製品名) 工場 設備投資」でした。

これは無理だろうと費用を抑えようとなんとか他の事例を探してみるのですが、他はもっと高い額だったり、生産数がもっと多かったりしました。もうそれは目んたまひんむくくらいです。

ここで自分たちが欲しかった答えは「低額の工場への設備投資費用」です。

少なくとも5億円くらいにしたいのが自分たちのチームの願望でした。しかし、出てくるのは高額な費用のみ。それだけで2日かかりました。

そこで問題を捉え直して「工場 建設」と探しました。設備投資という会計側からのアプローチではなくて、建設業界側からのアプローチで費用が正しく出るんじゃないかなと思ったからです。

ここで意図しないことが起こりました。このアプローチをとることで、建設業界側からの費用が出たのではなくて、日本企業が海外に建設した工場の費用みたいなものが出てきました。

その額は自分たちの予算を大きく下回る額でした。

意図せず出てきた答え。

たしかにネットの海の中に「低額の工場への設備投資費用」という問いの答えはありました。しかしそれは意図せず出た答えで、検索ワードに入れた意図した問いに対して直接的に答えてくれたとは言えないでしょう。

そう、答えはきっとそもそも賢い人間が前提となって出されるものだったわけ。賢い人間が賢い問い(検索ワード)を知ってるから出るのであって、愚者でもネット使えば出るわけじゃない。

今回で言えば「海外で作れば安く工場ができる」(まあこれはわりと常識的なことだったけど未知の問題にぶつかってるときは見えなかったりする)という答えを知っていないと出なかった答えで、全くもって知らないと今回のような偶然以外ではけっきょく時間オーバーになるのが普通だったんだろう。

そういったことを考えるとぐぐれかすなんていう言葉であたかもネットの知はなんでも知っていて教えてくれるみたいなことを言うけれど、ネットは丁寧に教えてくれないんだから結局は答えを持っているのは人間だよねってことを考えたインターンでした。

問いと答えが一直線になる世界がくるといいね。気持ち悪いけど。

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